一年のうちに限られた、この時期にだけ出会えるという出来事はたくさんある。

たとえば春の桜やミモザアカシアのように季節の花や、新緑に紅葉、雪山や雪景色。

空を見上げれば夏の入道雲や、秋のうろこ雲、一年中楽しめる空模様や自然が見せてくるものは

時には一喜一憂してしまうほどに、

影響力がある。

そして一年に一度だけこの時期にだけ出会える鳥たちもいる。

私は毎年ヒレンジャクとキレンジャクに会えるのを心待ちにしている。

いつも出会える公園にはヤドリギと池があってレンジャクのお気に入りの場所。

今年は2月の半ばになってもまだ来てなかった。明日からまたすごく寒くなるからかな…。

ほかの鳥たちも少なかった気がして少し残念な昨日だった。

レンジャクたちがヤドリギの実を食べて、その実の種がまざったフンをして

それがまたその木の枝に付いて、そこでまた新しいヤドリギが宿って増えていく。

一節成長するのには約1年はかかるらしく、写真のように大きく成長するのにはきっと

20年から30年はかかると思う。

そんなことを考えながら見上げるたびに、ヤドリギたちもきっと今頃

レンジャクたちが来るのを心待ちにしてるんだろうなって思うと

私の心待ちは大したことないように思えてくる。

会いに行く楽しみ、見つける楽しみ、同じように探しに来てる人たちと話す楽しみ、

そして会えた時の感動。

ヒレンジャクさん、キレンジャクさん、今年もここに無事に渡ってきてね。待ってるね。

今週の10年に一度の大寒波が過ぎたらまた行ってみよう。

大雪が予想される地域に、どうか大きな被害がおこりませんように。

 

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